期待理論
今日はモチベーションについてお話しようと思います。モチベーションに関する理論に期待理論というものがあります。今日はそれをメインにお伝えしようと思います。0には何を掛けても0になるし、2×3×10より5×5×5の方が大きくなるみたいな話です。

期待理論とは
ヴィクター・ブルーム(Victor H. Vroom)というカナダの心理学者が1964年に提唱しています。人がどのように意思決定し、行動への動機づけが生じるかについての理論です。
理論の基本構造
期待理論では3つの基本構造があります。「努力 → 成果 → 報酬」の一連の流れを重視しています。
ブルームによるとやる気(動機づけの強さ)は以下の3つの要素の掛け算で表されます:
- 期待(Expectancy)
「自分が努力すれば、成果を出せる」と信じているか。
例:十分に準備したら試験に合格できる、など。
影響要因:自信、過去の経験、適切なトレーニング、支援の有無 - 道具性(Instrumentality)
「成果を出せば、報酬が得られる」と信じているか。
例:良い成績を取れば、給料が上がる/昇進する。
影響要因:組織への信頼、報酬制度の明確さ、一貫性 - 誘意性(Valence)
「その報酬が自分にとって魅力的であるか」。
例:ボーナスが嬉しい、昇進に意味がある、表彰されたい。
影響要因:個人の価値観、人生のステージ、環境
動機づけの計算式(イメージ)
モチベーション=期待×道具性×誘意性
0には何をいくらかけても0になりますし、合計15になる3つの数字を全てかけ算して、最も大きくなる数字は三等分した5×5×5です。
期待理論の例
Aさん
期待:上司が支援してくれ、努力すれば成果が出せそう → 高
道具性:成果を出しても昇進やボーナスは曖昧 → 低
誘意性:昇進したい → 高
結果:モチベーションは低くなりやすい
Bさん
期待:難易度が高すぎて無理だと感じる → 低
道具性:成果が出れば必ず昇進できる → 高
誘意性:昇進したい → 高
結果:モチベーションは低くなりやすい
終わりに
モチベーションの維持は人類最大の課題なのではないかと思いますが、自分をコントロールできてモチベーションを高い状況を保てている人はそれで良いと思います。シンプルにすごい。
ただモチベーションがこれらの3要素の乗算だと知っていれば、考え方に工夫できるかもしれないし、モチベがぁっていうときに何に意識するべきか分かりやすいですよね。
継続は力なりという言葉には、継続すると力がつくよーって意味もあれば、継続することそのものが力だ、という二つの意味があると個人的には思っています。継続する力がつけば最強だとも思っています。
少しの意識変化で最強に近づけるのであればこれほど良いことはないですね。
さて、全く関係ないのですが、
タコの心臓は3つあるらしい。
男性スタッフの越智でした。
@余計な一言@
タコすご。
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