「真似る」効果
日常生活の中で、無意識のうちに他人の行動や言動を真似していることがあります。しかし、これを意識的に行うことで、人間関係において非常に強力な効果を生み出すことが科学的に証明されているらしい。今日はそのことについて紹介してみようと思います。

「真似る」効果の実験
なかなか面白いレストランでの実験があります。
ウェイトレスが客の注文を受ける際の言葉遣いを変えた場合に、どのような影響が生じるかを調べました。
・Aチームのウェイトレスは、客の注文内容を一語一句そのまま繰り返すという対応をしました。
・Bチームのウェイトレスは、注文内容を自分の言葉で言い換えて復唱しました。
「真似る」効果の実験結果
Aチームのウェイトレスは、Bチームに比べて70%多くチップをもらうことができたのです。
これは、客が「自分の言葉をそのまま繰り返してもらえた」と感じることで、理解されている・共感されていると受け取ったためと考えられています。真似の効果は「親密さ」に直結する、ということのようです。
「真似る」効果とは
この現象は、「ミラーリング効果」と、心理学でよく知られているものです。相手の言動や姿勢、話し方などをさりげなく真似することで、相手は無意識のうちに親近感や好感を抱きやすくなる効果です。
そして、この効果は会話だけでなく、姿勢やジェスチャーにも及びます。相手が水を飲んだら自分も飲む、相手がうなずいたら自分も軽くうなずく、というように、相手の行動に合わせて動くことで、より深い信頼関係が生まれるようになるらしい。
つまり、相手の行動や言葉を真似ることで、相手は自分に好意を持ちやすい、と言えます。
この「真似る」という行為が与える影響は、表面的な模倣ではなく、相手の世界を尊重し共感する姿勢を表しているというのです。すこしオーバーに感じますが、確かにそうかもしれません。
私たちは、自分の話を正確に理解しようとしてくれる相手に、自然と心を開きやすくなります。逆に、自分の話を曖昧に受け流されたり、無関心に対応されたりすると、距離を感じてしまうものです。
終わりに
相手への関心を表現するために真似をすることを仕事でも始めてみるといいかもしれません。露骨に真似をすると嫌がられるかもしれないのでさりげなく。
単なるテクニックとしてのミラーリングもありますが、真似をしようとすることで「相手に本当に関心を持つ」という意識を持って接することができる効果も期待されているようです。ビジネスの場面であっても、プライベートな関係でも、まずは相手の話をきちんと聞く・受け止めることが大切ですね。
相手の言動行動を真似ることは強力な共感のサインであり、相手は理解されていると感じることでより親密な関係が築ける。チップの増加という実利的効果もあることから、真似ることを通じて相手への関心を行動で示す姿勢が重要。相手の言葉を丁寧に真似るという小さな行為が、大きな信頼と好意を生み出す鍵となるということのようです。
さて、全く関係ないのですが、
学ぶの語源は真似るらしいです。
男性スタッフの越智でした。
@余計な一言@
チップほしい。
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