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疎外感と攻撃

3.研修・セミナー 2024.7.26

仲間はずれ、嫌な言葉ですね。いじめ、嫌な言葉ですね。立派な犯罪です。仲間はずれやいじめなどによって、疎外感を感じる状態にあると思わぬ服作用があるようです。疎外感を感じる状態にあると攻撃性が増すらしい。紹介してみようと思います。

外国で起こった銃撃事件

1995年から2001年にかけて外国で発生した銃撃事件のうち、15件は学校で起こりました。その15件のうち13件の加害者は、ひどいいじめや仲間はずれにあっていたようです。また、犯罪行為や非行に走る少年は、両親との関係が希薄など社会の中で疎外感を強く持っているという指摘もあります。
この社会的排除の状態と攻撃行動の関係についての実験があります。

疎外感と攻撃行動の実験

4〜6名の初対面の学生を集め、15分ほど会話をしてもらいます。次にアンケートで、「参加者のうち一緒に課題を行いたいと思う人物」を2名あげてもらいます。
そして、次の2グループに分けます。このグループ分けは、アンケートに関係なくランダムです。

・「グループの全員から一緒に行動を行いたい人物」に選ばれたと伝える受容グループ
・「グループの誰からも一緒に課題を行いたい人物」に選ばれなかったと伝える拒否グループ
その後、グループ分けとは無関係な相手とゲームをします。このゲームは勝利すると相手に不快なノイズを流して嫌がらせが出来ます。ノイズの強さと長さは鍾離側が自由に決定できます。
こうして疎外感と攻撃行動の関係を調査します。

疎外感と攻撃行動の実験結果

拒否グループの参加者は、受容グループの参加者に比べて、相手に流すノイズの強さが1.4倍・長さが2倍と明らかに高い攻撃性を示したらしいです。
この拒否グループの参加者は本当に拒否されたわけではなく、ランダムに選ばれた人たちです。つまりその人自身がどう感じるかが攻撃性と関連しているということですね。擬似的に社会的排除の状態を与えられただけで実際にそうではないにも関わらず、疎外されていると感じただけでこんなにも高い攻撃性が生まれてしまいました。

終わりに

私はグループ活動を行う時に1番優先して考えたいのは公平性なんですけど、この公平性が保たれない時に疎外感が生まれて、そこから瓦解していく〜みたいなのを1番恐れます。この疎外感って実際に疎外されているかどうかはあまり関係なく、自分がどう思うか〜でしたよね。グループ活動での疎外感からの攻撃がこわいわけではないんですが、グループの体を成さないのがなんだかこわいんですよねぇ。公平性を保てば疎外感を与えることも少ないと思っているので、グループ活動を行うときの基準の一つです。
でも何だかこの公平性が難しくて、先も申し上げた通り疎外感は個人の感じ方なので「公平のつもりが疎外感を与えてた」みたいなこともありそうな気がするんですよ。同じグループ活動でも物理的に公平と心理的に公平が別次元で存在している気がします。個人的には心理的な公平を目指したいんですけどね。
すっごく話をすり替えてみました。

さて、全く関係ないのですが、
ドラえもんがのび太の家に来て初めて食べたのはおもちらしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
「おもち」ってひらがなかわいいですよね。

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