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愛着実験

3.研修・セミナー 2025.3.21

今日は昔に行われた愛着実験をお伝えしてみようと思います。現代では倫理的に非難が飛びかうような実験なので、非道な実験が苦手な方は見ないようにしてください。(おさるさんにひどいことしています。)

ハーロウの愛着実験

アメリカの心理学者ハリー・ハーロウは、愛着がどのように形成されるかを研究しました。
1960年ごろ当時の主流だった「母親への愛着はミルクによって生じる」という仮説に疑問を持ち、「愛着には身体的なぬくもりが重要なのではないか?」という考えを検証するために実験を行いました。

ハーロウは新生児のアカゲザルを以下のような2種類の「人工的な母親」と一緒に育てました。
・布製の母親(布のマザー)
柔らかい布で覆われた温かい母親。
しかし、ミルクは与えられない。

・針金製の母親(針金のマザー)
冷たく硬い針金でできた母親。
しかし、哺乳瓶がついていてミルクを与えることができる。

サルがどちらの母親により多くの時間を過ごすかを観察しました。

ハーロウの愛着実験結果

ミルクを飲むとき以外、サルは布の母親にしがみついていた。
ミルクを得るために一時的に針金の母親に近づくが、すぐに布の母親のもとへ戻った。
恐怖刺激(大きな音やおもちゃ)を与えると、サルは布の母親にしがみついた。
布の母親がいると安心して探索行動をするが、布の母親がいないと不安で動けなくなった。
布の母親がいることで、サルは落ち着いて行動できるようになった。

この実験から、愛着の形成には「身体的なぬくもり」が重要であり、単に食物を与えることだけでは十分ではないことが示されました。
またこの結果は、愛着理論(ジョン・ボウルビィ、メアリー・エインズワース)とも関連し、子どもの発達における親の役割の重要性を強調したようです。

・育児・養育環境の改善
孤児院や保育施設でのケアのあり方が見直され、スキンシップの重要性が認識されるようになった。
乳幼児の養育には、食事だけでなく「抱っこ」や「愛情表現」が大切であることが示された。

・心理学・精神医学への影響
愛着障害の研究の基礎になった。
児童虐待やネグレクトの影響を理解する助けとなった。

・動物愛護の観点
実験の倫理性が議論されるようになり、動物実験の倫理基準が厳しくなった。

終わりに

たべものよりもぬくもり、ネグレクトに関するドラマや書物などをみるとやはりそうなんだなーと思いました。ぬくもりを得られなかったサルは異常行動を起こしてしまうことも多かったようです。
軽い気持ちで調べた実験でしたが、内容を見れば見るほど心が荒みますね。おサルさん・・・ってなりますし、ネグレクトが頭をよぎってしんどかったです。
ただ、この実験があったからこそ育児への理解が深まり、動物実験の基準が厳しくなったということらしいです。
すっきりするようなしないような・・・たまにはこんな終わりがあってもいいでしょう。

さて、全く関係ないのですが、
缶はペットボトルより賞味期限が長いらしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
たしかに毛布は至高。

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