司会者のつぶやき

見通しの悪いコロナ禍に、今だからこそ司会者としてできること・・・やらなければならないこと・・・

そんなことを考えてみました。

2020東京オリンピック・パラリンピック閉幕　

世紀の祭典が終わってしまいましたね。

二転三転で難題だらけの祭典を、皆さんはどのような思いで観ていたのでしょうか？

終わってしまえば、待ちに待った2020東京オリンピックが開幕したのも、遠い昔のことのようですね～

コロナがなかったら、このような混迷状態になることはなかったのでしょうか？

賛否両論、きっと、それぞれの立場・職種・年齢などなど・・・三者三様のご意見があったことでしょうね。

さて、オリンピックというスケールの大きい話なので他人事のような気になりますが、

私たちの仕事も同じことなんですよね。

今、司会者がやるべきことは？

コロナによって全てが変わってしまった今・・・

昨年の今頃は、閉塞感の中でも「何とかしなければ！！」と不安と戦っていた私たち。

やれるだけのことはやっているつもり・・・でも、状況は変わらず。

そして第２波～第５波と大きなうねりに飲み込まれる中で思うことが・・・

みんな苦しいブライダル業界、コロナ禍でよく目にするのが、

司会者さんの浮足立ったSNS投稿なんですね・・・

ブライダルの現場が盛り上がりますし、投稿することが悪いという意味ではありません。

※弊社もアップしていますし（笑）

結婚式の素晴らしさや感動を伝えたりとブライダル業界を盛り上げていただけることには、

とても感謝いたします。

結婚式っていいな～　コロナ禍の結婚式って温かいんだな～　

って多くの方に知っていただきたい気持ちは同じです。

が・・・

「今週も司会のお仕事です。」「お仕事をいただけて幸せ。」「お仕事いっぱいで充実です。」的な・・・

う～ん・・・自分推しアピールをする時なのかな今？と思ってしまうんですね。

想いに寄り添うことが一番大事！！

新郎新婦様とのお打合せで、思わず涙を流される新婦様も多くいらっしゃいます。

言葉にはできない感情が涙になって込み上げるのでしょうね。

コロナ前から結婚式の予約をしていたお２人が、延期やキャンセルを余儀なくされる。

ただただ当たり前に結婚式をするつもりだけだったお２人が、

未曽有のパンドミックに巻き込まれ、悲しい思いをされています。

想像を超えた不安や悲しみなのだと現場を見ている司会者には伝わってきます。

縁の下の力持ちとして支え続け、モチベーション維持にご尽力されているプランナーさんはじめ、

全てのスタッフの力が合わさって実現できる結婚式なんです。

だからこそ、コロナ禍の結婚式は今まで以上の大きな感動が溢れています。

そんな想いに寄り添い、そーっと支えることが今一番大事なのではないでしょうか。

想いを感じる・・・それが私たちフィールです。

私どもフィール司会者も、主役をはき違えず独りよがりにならないよう、

オリパラの多様性と調和のようにダイバーシティという言葉だけが独り歩きしないよう、

初心に忘れることなく浮足立たずしっかり根を張った司会者でいようと強く思っています。

Akamatsu

ちなみに一枚目の写真は、仕事で東京オリンピックの現場に行っていた甥っ子からのお土産です。

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