感情の持続時間
今日は感情の持続時間についてお話してみようと思います。3月のお別れの気持ちが落ち着かないままに新生活に移っていった人々も多いのではないでしょうか。

ヴァーデュインらによる感情の持続時間の調査
「感情はどのくらい続くのか? そして、なぜ長く続く感情と短く終わる感情があるのか?」という疑問のもと調査をしました。
被験者である約230名の大学生に、過去の感情経験を思い出してもらい記録してもらいます。
それぞれの感情について以下を記録します。
・何がきっかけだったか?
・どのくらいの時間続いたか?
・その間に考えたことや状況の変化
・感情の持続時間を「秒・分・時間・日」の単位で記録。
ヴァーデュインらによる感情の持続時間の調査結果
調査結果
平均的な持続時間は以下です。
悲しみ・・・約120分
喜び・・・約35分
怒り・・・約2分
驚き・・・数秒〜数十秒
不安、恐れ・・・数分〜1時間程度
悲しみが長く続く理由について、
・出来事の「意味づけ」に時間がかかる(例:失恋、喪失)
・何度も思い出し、考え続ける傾向がある。
・「なんでこんなことが起きたのか?」という考察が終わらない
怒りや驚きが短い理由について
・強くても瞬間的
・生理的にはすぐに収束する
・表現されると気が済む(怒りをぶつけた後、スッキリするなど)
これからのことから、感情の持続は「認知的関与」の度合いに比例する、と考えたようです。 深く考え込むほど感情は長く続き、忘れようとしたり気を逸らそうとすると感情は早く消えることが分かりました。
また「これは自分にとって意味がある」と感じる感情ほど長続きすることも分かったようです。
感情の持続に影響する要因として
・反すう癖が強い人はネガティブ感情が長引く傾向
・外部の刺激が続けば感情も続く(例:職場のストレス)
・原因が不明確な感情は処理しにくく、長くなる
・マインドフルネスやリフレーミングが有効
感情のコントロール方法
・ラベリング:感情を言語化するだけで持続時間が短くなる
・リフレーミング:出来事の捉え方を変える(視点を変える)
・気晴らし・運動・瞑想:生理的な感情反応を和らげる
終わりに
感情の持続時間は種類によって大きく異なるようですね。確かに思い返してみると、悲しいことの方が長く続きましたし、楽しいことはその場限りな印象がありますね。
4月が始まり環境が変わる方もいらっしゃって、心穏やかではない日が続くかもしれません。ネガティブな感情ほど長続きし、時間が解決するのは本当であること。「そんなもんなんだ」と知っておくだけでも幾分か楽になるのかもしれません。ある程度はコントロールできるとはいえ、ちゃんと他人を頼って、楽しい新生活を送ってほしいです。
さて、全く関係ないのですが、
古代エジプトでは1日12時間だったらしい。
男性スタッフの越智でした。
@余計な一言@
季節によって1時間の長さも変わっていたらしいです。
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