国ごとの数え方
今日は完全雑学回ですが、国によって数え方にかなり差がある事を最近知りました。ぜったく違っていて面白かったので、共有してみようと思います。

国ごとによる数のかぞえ方
■ 日本
大きい数を読むとき「一億二千三百四十五万…」のように、4ケタごとに区切って読みます。
「万」「億」「兆」「京」など、単位が4桁ごとに変わり、1,0000(1万)という概念が当たり前に定着していますね。
・背景
日本語は古くから万進法(4桁)を使ってきたため、「万」が日常語で定着しています。
また、和算(昔の日本数学)でも「万」単位がよく使われていたため、現代でも違和感なく続いていると考えられているそうです。
■ アメリカ・イギリス(英語圏)
3桁区切り(thousand/million/billion…)。
1,234,567 → “one million two hundred thirty-four thousand five hundred sixty-seven”
「billion」を巡って国によって昔は違う意味だったらしいです。(現在は多くが10億に統一)。
・背景
英語は基本が 千進法(3桁区切り)。
ヨーロッパ中世で計算方法が整理される過程で、主に商人たちが扱いやすい「千ごとの区切り」が広く使われはじめ、そのまま国際標準として広く採用されたと言われています。
■ フランス
3桁区切りは英語と同じだが、日常の数詞が非常に独特。
70 は soixante-dix(60+10)。
80 は quatre-vingts(4×20)。
90 は quatre-vingt-dix(80+10)。
99 は quatre-vingt-dix-neuf(80+19)。
・背景
古いケルト語の 20進法 の名残がフランス語に残ったためらしいです。かつてのガリア地域の数え方がフランス語に統合される過程で「60を超えたら20の束で数える」という構造が残ったらしいです。
■ デンマーク
50→halvtreds(=2.5×20)
70→halvfjerds(=3.5×20)
90→halvfems(=4.5×20)
「1/2」を含むとんでもなく複雑な計算式のような読み方。
・背景
この国はフランス以上に 20進法の強い名残 があるようで、北欧の古い商習慣で、羊や魚を「20匹の束」で扱ったことが発端とされているらしい。その後も慣習が残り、近代になっても修正されず現在まで続いているとのこと。
■ イラク・シリアなどアラビア語圏
3桁区切りだが、数詞が性別によって変わるようで、
「3冊の本」→文法上の性に応じて読みが変わるらしい?
「11〜99」の読み方が独特で、語順が前後するらしい。
・背景
アラビア語は文法の性別が数詞にも強く影響するらしいです。文法体系の中で「名詞の性を前提として数が変化する」仕組みが早くから確立され、それが数字にも深く結びついたそうです。
■ インド
桁の区切り方が独自(12,34,56,789 のように書く)。
1 lakh(10万)、1 crore(1000万)といった独自単位があるみたいです。
・背景
インドでは古代から「十万」「千万」を日常単位として扱う計算文化が根付いていて、人口・土地・交易など大きい数量を扱うことが多く、現代でも銀行口座やニュースでも lakh/crore がそのまま使われるようです。
■ 韓国
基本的に日本・中国と同じ 4桁区切り(万・億・兆)。
読み方も日本人にとって馴染みやすいみたいです。内訳を述べるときはやや順序が変わることもあるとのこと。
・背景
大陸文化の影響を強く受け、とくに漢字語の数詞体系が長く使われていたようです。現代韓国語では固有語の数詞もあるが、大きな数では漢字語体系の方が圧倒的に多いらしい。
■ ドイツ
3桁区切りで英語とほぼ同じだが、
「21」→“einundzwanzig”(1と20)。
数字の語順が 後ろから前に戻る 独特の構造をしているらしい。
・背景
ゲルマン語派の古い語順が残ったとされてれいて、
「先に小さい数、そのあと大きい数」の語順の方が日常話法では自然だったため、そのまま規範化されたようです。
終わりに
数の読み方は、意外と「数学的な理屈」よりもその国で昔よく使われていた数え方や商習慣の名残 が強く残っているみたいですね。
日本の数え方でも数学ではx,yを正の整数として10x+yで表現されます(中2で習います)。ただ理屈でどうこうより気付いたら数字が読めるようになっていて、四則演算を練習したとはいえ、あまり桁数を意識することなく数字を読むことが出来るのは、おおざっぱに言うと慣れなんでしょうね。
文化によって数え方が全く違っていて、日本からすると難しすぎるような数え方もたくさんあって、ただその国方々にとってはそれが日常で、逆にその国の方々からすると日本の数え方何それみたいになっているのが面白いですね。
さて、全く関係ないのですが、
日本では4が不吉な数字として扱われることが多いが、イタリアでは17が不吉らしい。
男性スタッフの越智でした。
@余計な一言@
数学には常日頃いじめられています。いじめはだめなのに。
*****************************************************************************
フィールHP
https://www.feel-inc.net/
お問い合わせフォームよりご連絡ください
*****************************************************************************
株式会社 フィールは、ブライダル事業と研修事業を行っている会社です。
司会のこと
結婚式場紹介やプロデュースのこと
婚活のこと
企業研修のこと
フィールがお手伝いできることきっとあります。
お気軽にご相談くださいませ。
☆司会者募集中☆
お問い合わせフォームよりご連絡ください
******************************************************************************





