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マルチタスク

2025.10.17

今日はマルチタスクについてお話してみようかなと思います。私はマルチタスクがすごく苦手で同時に何かを進行するとほんっとうにポンコツになります。そもそもマルチタスクとは何なんでしょうか。

マルチタスクにまつわる実験・研究

 アメリカのスタンフォード大学で行われた実験では、被験者たちに画面上の情報を切り替えながら記憶課題を解いてもらいました。
すると、驚くことにマルチタスク慣れしている人ほど、情報の切り替えに時間がかかり、正確性も落ちたという結果がわかりました。実験では、日常的にマルチタスクを行う人たちは、一度に一つのことに集中する能力が低下しているという結果が出ている、ということのようです。
マルチタスクを行うことで脳の「切り替えコスト」が発生しているらしく、人間の脳は本来、一度に複数の思考を平行処理するようにはできていないらしいです。これを「タスク・スイッチング・コスト」と呼ぶとのこと。

ウィスコンシン大学の実験では、被験者に文字と数字の組み合わせを見せて、どちらかを瞬時に判断させる課題を行いました。その結果、課題が切り替わるたびに平均0.4秒ほど反応が遅れていたらしいです。この遅れが積み重なることで、仕事の効率が大きく下がってしまいます。

ロンドン大学の調査では、複数のデジタルデバイスを同時に使う人たちのIQスコアが、一時的に10ポイント以上低下することが分かったようです。これは徹夜明けの状態とほぼ同じレベルらしい。これにより、マルチタスクが記憶力にも悪影響を及ぼすということがわかりました。

カリフォルニア大学の研究では、SNSやメールの通知を絶えずチェックする人ほど、ストレスホルモンのコルチゾール値が高い傾向があると分かりました。マルチタスクの影響が感情面にも及んでしまうらしいです。常に注意を奪われることで、脳が「休息モード」に入れず、慢性的な緊張状態が続くことが原因とのことです。

東京大学の研究チームは、音楽を聴きながら作業することで、単調な作業の効率が上がるケースもあるとのこと。これは、音楽が注意の焦点を適度に広げ、退屈を和らげることが原因らしいです。つまり、「頭を二つに分けて同時に使う」のではなく、「一方で集中を助ける刺激を与える」という形なら、マルチタスク的状況も有効に働くということのようです。

マルチタスクとは

神経科学者のアール・ミラー氏によれば、脳は一瞬ごとに一つのことしか考えられず、複数の情報を扱っているように見えるのは、ただの「高速切り替え」を行っているということのようです。つまり、同時進行に見えても、実際には脳がフル稼働して順番に処理しているだけらしいです。

終わりに

マルチタスクが高速なシングルタスクの切り替えだとしたら、いわゆるマルチタスクが苦手な私はタスクの切り替えがお下手くそということでしょうか。それはそれでどうも悲しいものですが。ただ、マルチに処理するところに課題があるわけでなく、タスク切り替えの方法やスピードが課題だとということのようなので、明確な問題点が分かっただけでも少し進歩でしょうか。

さて、全く関係ないのですが、
マルチタスクはもともとコンピュータ用語だったらしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
良い香りのヘアオイルを購入してうきうきです。

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