価値が違うから共感する
今日は自分が好きなことは他人も好きなはずだと思ってしまう心理についてお話していこうと思います。共感の心を大切にしたい。

フォールス・コンセンサス効果
フォールス・コンセンサス効果とは、「他人も自分と同じ価値観や考え方を持っているに違いない」と思い込みやすい傾向を指します。例えば、自分がゴーヤが好きであれば「みんなも当然ゴーヤが好きなはずだ」と考えたり、逆に自分がゴーヤ嫌いであれば「ゴーヤを好きだなんて信じられない」と思ったりするのがこの効果の典型です。つまり、自分の立場や好みを基準にして他人を推測してしまう、認知バイアスの一種です。
フォールス・コンセンサス効果の実験
Ross, Greene, and House(1977)の実験
彼らは学生に「ある状況で行動を選択するかどうか」と質問し、さらに「他の学生はどれくらい同じ選択をすると思うか」を尋ねました。
その結果、ある行動を選んだ人ほど「他人も同じ行動を取るはず」と考え、選ばなかった人は「他人も取らないはず」と予測する傾向が強く見られました。
質問内容が「スマホを持っているか」「クラスの何%がスマホを持っているか」といった調査をすると、実際の割合が50%であったにもかかわらず、スマホを持っている学生は65%と予想し、持たない学生は40%と予想するなど、自分の立場が判断に強く影響していることが確認されました。
フォールス・コンセンサス効果の特徴
フォールス・コンセンサス効果にはいくつか特徴があります。
第一に、親しい関係の中ではより強く働きやすいとされています。親密な関係ほど「一緒にいる時間が長いのだから、考え方も似ているはずだ」と推測してしまうからです。
第二に、グループ内での意思決定でも頻発します。少人数の意見一致を「全体の総意」と誤認し、自分の価値観を集団の意見にまで拡大してしまうのです。その結果、客観的なデータが提示されても「データのほうが間違っている」と考える頑固さを生みやすいことも報告されています。ただ、悪い面だけではありません。
複数の研究から、自分の意見と他人の意見が極端に分かれた場合、その中間に真実があることが多いと指摘されています。つまり、好きな人が嫌いな人の存在を想像し、その真ん中に落ち着く割合を推測すれば、より現実に近い判断ができる可能性があるということらしい。フォールス・コンセンサス効果を逆手にとって、自分と反対の立場を意識的に想像することで、より精度の高い見通しを得ることができるという。
終わりに
フォールス・コンセンサス効果だけで物事の全てが解決するわけではありませんが、それが思い込みなのではないかと自認する手がかりにはなるのかなぁと思います。また価値観の対立がディベートや論争があり、より高品質な選択が出来るようになるのも事実です。
白熱するのも割りますが、対立しているのはあくまで価値観でありその人自体ではないことを大切にしたい。共感の心は常に持ちたいと思います。
さて、全く関係ないのですが、
犬さんや猿さんも同じような効果があるらしい
男性スタッフの越智でした。
@余計な一言@
ぴかちゅうが嫌いな人だけはこの世にいない。
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