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睡眠と勉強

2025.8.8

今日も睡眠に関してお話しようと思います。資格勉強や社内試験など大人になっても勉強をする機会は意外と多いんじゃないかなと思います。
やっぱり睡眠がすごく大切になるのでお話してみようと思います。

睡眠と勉強の実験

記憶の固定における睡眠の役割(記憶の定着)

・実験例:Harvard Medical School の研究(2000年頃)
被験者に単語のペアや画像などを覚えさせ、睡眠を取るグループと、徹夜するグループに分けて、翌日の記憶テストを実施。

結果:睡眠を取ったグループの方が、圧倒的に記憶の保持率が高かった。これにより、睡眠中、特にノンレム睡眠中に記憶が再固定され、長期記憶として脳に保存されることが示された。

昼寝(パワーナップ)の効果

・実験例:NASAとMITの研究(2002年)
飛行士や学生を対象に、短時間(10〜30分)の昼寝が作業効率や記憶力に与える影響を調査。

結果:昼寝をした人は、集中力や短期記憶のパフォーマンスが向上し、学習効率も高まった。これにより「30分以内の昼寝」が最も効果的とされ、長すぎる昼寝は逆に眠気が残ることがある(スリープ・インナーシャ現象というらしい)。

睡眠不足と認知機能の低下

・実験例:University of Pennsylvania の研究(2003年)
被験者を睡眠時間別(8時間、6時間、4時間、徹夜)に分け、認知テストを数日間繰り返し実施。

結果:6時間睡眠でも数日続くと、徹夜した人と同じくらい認知能力が落ちる。4時間睡眠ではさらに顕著なパフォーマンス低下が見られた。
試験前の「徹夜勉強」は短期的には記憶が残っているように感じても、実際には記憶の定着が不十分で、翌日以降急速に忘れられることが分かっている。

睡眠と創造的問題解決

・実験例:University of Lübeck(2004年 ドイツ)
数学のパズルを使い、途中までの情報を与えて就寝。翌朝、問題の続きを解く。

結果:睡眠をとったグループは、徹夜したグループよりも2倍近く多くの人が解法にたどり着いた。これは睡眠中、脳が情報を再構築し、ひらめきにつながる可能性が高まるということが分かった。

終わりに

これらの研究を経て記憶の種類によって、重要な睡眠のフェーズが異なることも分かったようです。
・宣言的記憶(知識や事実)→ ノンレム睡眠が重要
・手続き的記憶(スキルや運動)→ レム睡眠が重要
さらに学んだ後に睡眠を取ると効果的で、学習後すぐに仮眠・睡眠を取ると、記憶が強化されやすいらしい。
また睡眠前のスマホ使用はブルーライトによりメラトニンの分泌が抑制され、眠りの質が低下→結果として記憶の定着にも悪影響があることも分かっています。
睡眠が世界最強かもしれない。

さて、全く関係ないのですが、
レオナルド・ダ・ヴィンチは「多相性睡眠」を行っていたという説があり、1回あたり20分ほどの睡眠を1日6回取っていたらしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
天才は睡眠すらもいらないのでしょうか。

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