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トマトのキッチンタイマーポモドーロ・テクニックのメリットトマトのキッチンタイマー

3.研修・セミナー 2025.3.14

今日はポモドーロ・テクニックという時間管理についてお話してみようと思います。スケジューリングというより、ひとつの作業への時間管理をどうすべきかというお話です。

ポモドーロとは

ポモドーロ(Pomodoro)はイタリア語で「トマト」を意味するらしいです。
この名前の由来は、開発者のフランチェスコ・シリロFrancesco Cirillo氏が、学生時代に使っていたトマト型のキッチンタイマーから来ていて、このタイマーを使って時間を計りながら勉強し集中力を高める方法を考案しました。以来、この手法が「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれるようになりました。

ポモドーロ・テクニックとは

時間管理の手法の一つで作業の集中力を高め生産性を向上させることを目的としています。
ポモドーロ・テクニックの基本の流れは、
・25分間集中して作業する(これを1ポモドーロと呼ぶ)。
・5分間の短い休憩を取る。
・4回繰り返す。
・4回終われば15〜30分の長めの休憩を取る。
というものです。

ポモド―ロ・テクニックに関する実験

あまり詳細な実験はありませんが、以下のような調査があります。
・Popeの研究
25分作業+5分休憩のサイクルが、長時間作業を続けるよりも集中力を維持しやすいことを示しています。
短い休憩を挟むことで、集中力の低下を防ぐことができる。
長時間作業を続けると、注意力が散漫になりやすい。
「25分 + 5分」のリズムは、脳の疲労回復に効果的だった。

・Tuckerの研究
短時間の休憩(5分程度)が生産性に与える影響について調査されました。
短い休憩を挟むことで、作業効率が向上。
長時間作業を続けた場合、注意力とパフォーマンスが大幅に低下。
特に認知的な作業(勉強や執筆など)において効果が高い。

・Bailey&konstanの研究
人間が集中し続けられる時間について調査されました。
平均して20〜30分で注意力が低下することが判明。
長時間の作業よりも、「短時間の集中+休憩」が効果的。
頻繁なタスク切り替えは逆効果(ポモドーロのように1つのタスクに集中する方がよい)。

どの研究も同じような結果が出ていて、ポモドーロ・テクニックへの説得力が高まっているみたいです。

    ポモドーロ・テクニックのメリット

    ・集中力の向上
     →短い時間で区切ることで、だらけにくい。
    ・疲労の軽減
     →定期的な休憩を挟むため、脳が疲れにくい。
    ・時間の管理がしやすい
     →作業の見積もりがしやすい。
    ・達成感が得られる
     →1ポモドーロごとに進捗を実感しやすい。

    ポモドーロを効果的に活用するコツ

    ・タイマーを使う
     →キッチンタイマーやスマホアプリが良さそうです
    ・邪魔が入らない環境を作る
     →短時間に集中する取り組みなので、他のことをしたくないです。
     →途中で邪魔が入った場合、そのポモドーロは終了し、次のポモドーロに移行するようです。
    ・タスクを小分けにする
     →全体を通して大きな作業でも細かく区切って取り組むということのようです。
    ・休憩中はしっかりリフレッシュする
     →ストレッチや軽い運動などが良いらしい

    終わりに

    ポモドーロ・テクニックは、勉強や仕事、趣味など、幅広い場面で活用できそうですね。なんとなくお昼休憩まではずっと働いて~みたいな習慣が常ですが、自分も楽で生産性も上がるやり方はどんどん取り入れていきたいものです。私自身も意識してみようと思います。

    さて、全く関係ないのですが、
    NASAの宇宙飛行士は52分作業+17分休憩というサイクルで仕事をしているらしい。
    男性スタッフの越智でした。

    @余計な一言@
    トマトは加工してほしい派です。

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