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ヒヤリ・ハット

3.研修・セミナー 2024.10.11

ヒヤリ・ハットとは事故が起こりそうでヒヤッとした、ハッと気付いて事故を防いだ、これらから「ヒヤリ・ハット」という単語が誕生しています。日本語です。
この言葉が注目されたのはアメリカの安全技師が提唱したハインリッヒの法則からです。ハインリッヒの法則とは、アメリカの安全技師であったハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ氏が調査をもとに導き出したもので、「1:29:300の法則」とも呼ばれています。これは、1件の重大事故の裏には29件の軽傷事故と、300件のヒヤリ・ハットが隠れていると考え、重大事故の背景にはさまざまな危険性があることを示しています。そのため、重大事故を防ぐためには、日頃からヒヤリ・ハットに注意を払うことが非常に重要です。

ヒヤリ・ハットが起こる理由

ヒヤリ・ハットは「設備の不具合」と「ヒューマンエラー」の2つに分けられます。「設備などの不具合によるもの」としては、設備の老朽化や整備不良などが挙げられ、定期的なメンテナンスや設備交換で防ぐことが可能です。
一方、「ヒューマンエラーによるもの」には、作業への不慣れや油断、焦り、疲労、コミュニケーション不足などが挙げられます。業務に慣れておらず、リスクに対する認識も曖昧なため、ヒヤリ・ハットが起こりやすい。ベテランでも慣れ過ぎて油断したり、疲労で判断力が低下したりすると、ヒヤリ・ハットが起こりやすくなります。このようなヒューマンエラーから生じるヒヤリ・ハットに対しては、事故事例の共有や安全教育を実施することが有効です。

ヒヤリ・ハットを防ぐポイント

ハインリッヒの法則から見てもヒヤリ・ハットは重大な事故に繋がる可能性があるものです。どんな場合でも未然に防ぐことが重要。ハインリッヒの法則の考え方においては、以下の項目を実践することでヒヤリ・ハットを防げます。

・ヒヤリ・ハット報告書の作成
ヒヤリ・ハットが発生した際は報告書の提出を義務付けましょう。 ヒヤリ・ハットが起きた段階で状況把握、情報収集をすることが効果的です。そうすることで同じようなミスを防ぐことが出来ます。ただこのミスの定義は人によって曖昧なので一人で判断するより上司や同僚と相談して判断した方が良いです。
ただミスによる非難を恐れたり多量な業務もあり「軽いミスならいいか」となりやすいのも事実です。手間をかけず安心してヒヤリ・ハットを報告してもらうことが必要です。
人の命に直接かかわるような業務では朝礼終礼でヒヤリ・ハットの共有や報告のコーナーを設けているところもあります。

・ハインリッヒの法則を用いた研修を実施
ハインリッヒの法則の概要やその重要性を理解してもらうために、研修を実施しましょう。ハインリッヒの法則は多くの企業で活用されているものの、耳なじみのない従業員にとっては初めて聞く人もいるでしょう。
研修を行うことでハインリッヒの法則や重要性への理解が深まるほか、従業員全員が同じ認識を持ってヒヤリ・ハット予防に取り組めます。
その研修の中にヒヤリ・ハット事例を出し合うようなコーナーを設けてもいいかもしれません。従業員からの報告や関連業界などの事例をもとに、ヒヤリ・ハットが発生した原因や対策方法について経験することで、自分の仕事に対してもイメージを持ちやすくなります。

・ヒヤリ・ハットを社内で共有する
ヒヤリ・ハットの情報を社内で共有できる環境を整えましょう。共有されることで自分のミスや他人のミスを報告する判断もしやすくなると思います。
また、ヒヤリ・ハットの報告書を提出しても、その内容を従業員が知ることが出来なければ予防につながりません。報告書の内容は社内で共有することでヒヤリ・ハットを予防することが大切です。
社内共有の方法としては、掲示板に貼ったり、メールで周知したりして、従業員の目にとどまるようにするのが一般的です。先にも申し上げましたが、朝礼終礼でも良いですね。

終わりに

今日はヒヤリ・ハットを中心に紹介いたしました。職種によっては全くなじみのない言葉なのかなぁと思います。ただ重要な問題はどの職種にも起こっていて、その問題を紐解いていくと小さいミスにたどり着くはずで、その数なんと300件。もう少し大きいミスが29件。大きい1つを防ぐためには小さい300を防ぐ必要がある、ということです。個人的にも意識して気を付けていきたいと思います。

さて、全く関係ないのですが、
人一人の血管をすべてつなげると地球2周半もの長さになるらしい。
以上、越智でした。

@余計な一言@
血管すごい。

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