今日はなんとか使えそうな心理効果を３つほど紹介しようと思います。
使えそうなときに使ってみていただければ最高にうれしいです。

使えそうな心理効果

ウィンザー効果

ウィンザー効果とは、利害関係のない第三者から間接的に情報が伝わることによって、より信憑性や信頼感がまずというモノです。ちなみに作家のアーリーん・ロマネスのミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」に登場するウィンザー伯爵夫人の「第三者の誉め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」というセリフが由来でウィンザー効果と呼ばれるようになったようです。
ウィンザー効果は口コミや体験者の声がこれに当たります。特にインターネットでショッピングをする際に口コミを気にする人は多いと思います。私もそうですし、だからこそ口コミのサクラが多かったりしますね。サクラはウソを書いて評価を高くするものですから、同じ口コミでも体験者とサクラが書いたものだと全く違います。表面上の評価は星4.5でもサクラを除いた評価は星1みたいなことは良くあります。そのため、口コミや体験者の声の信憑性を高めるためには、口コミや体験者の声が本物だと分かるようにすることが大切です。

ヴェンブレン効果

ヴェンブレン効果とは製品の価格が高まるほど製品の効用も高まると感じ需要が高まることです。顕示的消費ともいうらしい。アメリカの経済学者・社会学者のヴェブレンが「有閑階級の理論」という論文の中でかつてんの黄金狂時代アメリカの有閑階級に特徴的だった「見せびらかしの消費」について言及したことで名づけられました。この見せびらかしの消費＝顕示的消費であり、ブランド品などの高級品を手に入れること自体に特別な消費意識や欲求が生まれることを意味します。
これの面白いエピソードにジュエリーショップのトルコ石のお話があります。
とあるジュエリーショップのトルコ石が売れずに困っていました。さまざまなセールスを試みたものの失敗。オーナーが買い付けの旅に出るときに書き殴りで「1/2の札をつけるように」というメモをのこしました。それをみた店員が1/2を2と見間違い通常の2倍の値段をつけてしまいました。すると、トルコ石はみるみる売れて、最終的には売り切れた。というお話です。
通常の2倍の値段がついたことにより、普段よりも特別な価値があるに違いない、と顧客が判断しました。
しっかりと価値がある商品ということが前提だと思いますが、値下げをするだけが戦略ではないということですね。顧客ターゲットを変えるヒントの1つになるかもしれないです。

エピソード記憶

記憶には意味記憶とエピソード記憶に分類されるようです。
意味記憶とは、知識や情報の記憶のことです。例えばアップル＝りんごみたいな。
エピソード記憶とは、自分自身の体験に結び付けて記憶していくものです。
このエピソード記憶の方が意味記憶よりも覚えやすく記憶に残りやすいとされています。よく考えたらCMって面白くしてますよね。値段と商品と効用的な情報でいいはずなのに、俳優女優など著名人に演出などストーリーと一緒にCMを提供していることがほとんどです。これはエピソード記憶を利用してより観ている人の記憶に残りやすいように工夫しているということですね。
このエピソード記憶をマーケティングにも利用できる場面があるらしく、商品を通した自身の体験談やお客様の体験談などをお伝えしたり、商品に対する世界観や物語を相手にお伝えすると相手の記憶に残りやすくなるようです。
スペックももちろん大切ですが、その商品を使用する顧客の未来がどんな物語になるのかを想像させることで記憶に残り購買意欲を掻き立てることが出来るようです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。３つの心理効果を紹介いたしました。コミュニケーションやマーケティングの幅を広げるために使えそうなときに使えそうなやつを使ってみてくれると大変うれしく思います。

さて、全く関係ないのですが、
日本最北端の道路標識は駐車禁止らしい。
男性スタッフの越智でした。

＠余計な一言＠
サクラチェッカー最強。

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