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マシュマロ実験

3.研修・セミナー 2023.10.6

実験内容は少し子育てと関係あるかもしれませんが、マシュマロ実験という「我慢」についてお話してみようと思います。
実験結果は学力のお話なのですが、内容を考えていくとモチベーションってことなのかなーと私は思いました。

マシュマロ実験

マシュマロ実験とは

スタンフォード大学の心理学者エッベ・B・エッベセンの実験です。
4歳の子どもたちを1人ずつ部屋に通し、椅子に座るように指示します。テーブルの上にはお皿にのったマシュマロがひとつあります。
仕掛け人は「お部屋を出ていくが、そのマシュマロはあげよう。ぼくは15分で帰ってくる。それまで食べるのを我慢できていたら、もうひとつマシュマロをあげよう。ただ、ぼくがいない間にそれを食べたら二つ目は無しだよ」と伝えます。

そして10~15年後に追跡調査をします。

マシュマロ実験の結果

3分の2の子どもは、マシュマロを手でつついたり撫でるなどして、我慢できずに食べてしまった。
3分の1の子どもは、マシュマロから目を背けたり手遊びするなどして、注意をそらそうと努力し15分間食べずに待つことが出来た。

10~15年後の追跡調査では、マシュマロを我慢できた子どもたちは我慢できなかった子どもたちより、大学進学適性試験で2400点満点中平均して210点ほど点数が高かった。

マシュマロ実験の結果を経て

この我慢する15分の時間の捉え方なのかなーと思いました。
マシュマロが好きで食べたいと思うことが前提ではありますが、15分我慢したら報酬が2倍になるのは明らかにメリットだと思うんですよね。
しかし、マシュマロを食べてしまった子はこの15分の我慢とマシュマロ一個の価値をくらべて、15分の我慢するくらいなら1個食べたほうがマシだ!と考えついてしまったと。子どもたちの反応をみるに、食べてしまった子はマシュマロに触ってしまっていてマシュマロの価値が上がってしまっていて、我慢できた子は触らずに関わらないようにしてマシュマロの価値が上がらないようにしている。
我慢できた子はマシュマロ1個の価値が出来るだけ上がらないように自分なりに対処しているんだと思います。この我慢に対する対処の差が将来の学力にも関係しているんじゃないかなーと。
嫌だけどやらないといけないことってあると思うのですが、やっている時間って言うのは我慢が伴いますよね。この我慢を我慢できなくなってしまったらやめてしまったり効率が落ちたりしてしまう。我慢に対する対処が出来る人は、勉強でもパフォーマンスを高く時間をかけることができるから成績も上がってくるのかなーっと。
個人的には、我慢の対処はメリットになることを同時にすることだと思います。つまりその我慢する時間の価値を上げてしまおう、ということですね。
例えば、減量のために筋トレをするとしましょう。筋トレという我慢の時間に対するメリットは今のところ減量のみですね。これを筋トレをしながら検定の勉強を一緒にする、筋トレをしながら撮りためているドラマをみる、筋トレをしながら料理をつくる、、、など、好きなことと一緒にやったり嫌なことを同時にやったりすると、その我慢の時間の価値が高くなりますよね。
こうして我慢しやすくなるように自分なりの対処をしてその時間の価値を高めることが出来れば、自分の能力スキルパフォーマンスがあがるような修行のような時間にも取り組みやすくなってくるのだと思います。

さて、全く関係ないのですが、
タケコプターは1万5千円らしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
頭皮はげる問題が無いならタケコプター買うかも。

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