復習で呪いあんなことやこんなことをするわら人形。実はこれには有用な使い方があるようなんです。ただ神社やお寺でやるのは住職さんや神主さんに迷惑がかかるので控えましょうね。アプリとかもあるらしいですよ。

わら人形の正当性

わら人形の実験

カナダのウィルフリッド・ローリエ大学のリンディー・リャンらの実験です。
被験者の労働者に、嫌な上司とのやり取りを思い浮かべてもらいました。その後に、一部が抜けた単語を完成させるという簡単な課題に取り組んでもらいます。
Aグループは、嫌な上司とのやり取りを思い浮かべた後、そのまま課題に取り組みます。
Bグループは、嫌な上司とのやり取りを思い浮かべた後、オンラインのブードゥー人形プログラムを使ってその上司に復讐してもらいます。そのあと課題に取り組みます。

ブードゥー人形とは、日本のわら人形のようなものです。
オンラインのブードゥー人形プログラムでは、任意の名前をつけた人形に対し、針で刺したり、ペンチでつねったり、火であぶったりできるものらしいです。こわいですね。

わら人形の実験結果

Bグループの被験者たちの不当だという気持ちが3分の1に低下しました。正当性を取り戻したことでパフォーマンスが向上し、Aグループの被験者たちより課題の成績が良好でした。ブードゥー人形プログラムを通して気分が晴れて精神を安定させることができたようです。
これは気分が晴れることが大事みたいです。なので、上司の写真にダーツを刺すとかスマホの呪いの人形アプリとか、実際の報復ではなく代替での復讐が出来れば何でもいいそうです。実際に報復してしまうとそれは犯罪になってしまいますからね。また、この代替での復讐を象徴的復讐と呼んでいるそうです。

終わりに

脳のリソースの問題なのかなぁと思います。ストレスの原因ってずっと頭に残ってもやもやしますよね。その状態だと課題のために使える脳のリソースが減ってしまうんだと思います。だからいつもより力が出せなくって成績が下がってしまう。上手に気持ちを切り替えられる人なら問題ないのかもしれませんが、ストレスは普段できるであろうことも出来ないようにしてしまいますからね。象徴的復讐をして気分が晴れることで課題に使える脳のリソースを取り戻すことが出来た、ということだと思いました。
職場や学校にはストレスの原因になることがたくさんあると思います。特に多いのが過度なプレッシャーや理不尽な業務、ハラスメント、いじめなど。日本だけの話ではなくイギリスでは年間1200万人以上の人がストレスや不安症のため休職を余儀なくされているらしいです。

ストレスをためすぎて自分本来の力を発揮することが出来ないくらいなら、こっそりこういう方法で正当性を取り戻すのも有りだと思いました。ただこっそりしないと、周囲から「大丈夫か？？」という目で見られるかもしれないので注意ですね。あと神社やお寺でやるのはやめましょう。結構神社やお寺にわら人形の形跡があるらしいんですけどやめましょうね。純粋に迷惑になってしまいますからね。
また、もしかしたら怒っているときにコレをするのは良くないかもしれません。怒っているときにモノに当たると怒りが助長されてしまう、という実験結果もあります。怒りではなくストレスに対してのお話ですね。
出来る事ならストレスなく生きていきたいですがそうもいかないですね。なんにせよ、貯める前に対処できるのが一番です。

さて、全く関係ないのですが、
女子高生は伊藤ハムの商標登録らしい。
男性スタッフの越智でした。

＠余計な一言＠
実は僕、腕＋手の長さが平均より6㎝短いんですよ。人間マンチカン。

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