今日は忙しさと思いやりのお話について。難しいお話ですが、日本の文化にもなってしまっているような気がします。不測の事態があっても～みたいなのは根性論だと思っています。

忙しさと思いやり

忙しさと思いやりの実験

ブリンストン大学の心理学者ジョン・ダーリーとダニエル・バッソンの実験です。
神学部の学生たちに講堂で新約聖書のたとえ話である「善きサマリア人」をスピーチするために大学構内を移動してもらいます。
Aチームの学生には、講堂に移動する前に「まだ時間の余裕がある」と伝えます。
Bチームの学生には、講堂に移動する前に「遅れているから急げ」と伝えます。

講堂の入り口には、仕掛け人のみすぼらしい服装の男が被験者が通りかかるたびにうめき声をあげ苦しそうに咳をします。

ちなみに、この「善きサマリア人」とは、
旅人が族に襲われて怪我をし動けないところに司祭が通りかかるが無視される。助けてくれた人がいたが、それはユダヤ人の敵であるサマリア人だった。
というお話らしいです。

忙しさと思いやりの実験の結果

苦しんでいる男に手を貸そうとした被験者は、
Aチームは63％
Bチームは10％
でした。

時間不足によって大切なことや大事にすべきことを失ってしまう。
どうやらこの「善きサマリア人」から、慈悲深い行いをした人と同じようにしなさい、と教わるそうです。（全然詳しくないので間違っていたらごめんなさい）
そのスピーチをしにいくために講堂に行っているわけですし、このお話の教え？を知識として知らないってことは無いと思うんです。それでも時間に追われてしまうと信念を失ってしまう、ということですね。

忙しさと思いやりの実験を経て

忙しいことを自覚していると、思いやりがどうしても無くなってしまいますよね。余裕がなくなるというかなんというか。自分の目的や目標にいっぱいいっぱいになって、自分がこんなにやってるのに！みたいな気分にもなってしまいます。相手や組織グループのことを考えて色々やってたつもりが、納期や期限に追われて余裕がなくなって同僚や友人にキツクあたっちゃったり。非常に良くない状況ですよね。周りや相手のことを考えられなくなってしまうし、コミュニケーションにも悪影響がでてしまいます。
出来る限り余裕を持てるように余白的なものを用意出来ればいいと思うのですが、本当に忙しい人は難しいですよね。いや、本当に忙しくなれるような人格者は心を亡くすことなく忙しくなれるのだろうか。というか、本当に忙しい人って忙しさを人に見せないですよね。本当にすごいと思う。いや、絶対忙しいじゃん・・・って人も、普通に過ごしててすごい。
少々脱線いたしましたが、その・・・なんて表現すればいいか分からないですが、キャパシティは人それぞれだと思うんですよ。余白100㎠がセマイ！と感じる人も居れば1㎡ないと無理！！って人もいますよね。で、さっきは余白的なものを用意すると言っちゃいましたが、それ自体は間違ってないと思うんですけど、その100㎠を意外と広いかもなと思えるようになるのも大事よなって思いました。急に。なんならそっちのほうが多分効率的だし、お金とかそういうのも多分増えていくのかな。でも余白そのものが広かったらいろいろなことが出来そうですよね。自分でメモしたり絵を描いたりもできるし、誰かに描いてもらうこともできるしプロジェクターで映画を映してみんなで鑑賞会とかも出来ますよね。
いっそのこと全部印刷して保存しちゃうのもありかも。そしたら新しいまっさらなページをつくることもできるかもしれないですね。
何の話か分からなくなってきましたが、大切なことや信念はやっぱり大切だと思うので、どんな状況になっても優先順位を見失うことなく対処できるような余裕を作れるような人間になってみたいなと思いました。

さて、全く関係ないのですが、
バナナという名前のブドウが存在するらしい。
男性スタッフの越智でした。

＠余計な一言＠
ｺﾁﾄﾗﾁｮｯﾄﾖﾃｲｶﾞｲﾉﾅﾆｶｶﾞﾊｲｯﾀﾀﾞｹﾃﾞﾄﾞｳｼﾖﾄﾞｳｼﾖﾅﾙﾝﾃﾞｽｹﾄﾞﾈ

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