新年度が始まり新しく始める何かが増えていくと思います。その過程についてお話してみようと思います。
私たちが無意識に行っている様々なことも、最初は「全く何も知らない状態」でした。それをいつの間にか出来るようになっています。実は、その「いつの間にか」には四段階のフェーズがあります。

学習の四段階

学習の四段階とは

物事が「身につく」ようになるまでの過程のことです。
今では何も考えなくとも出来ることはたくさんあると思います。文字を書いたり、タイピングをしたり、文字を読んだり、車や自転車の運転などなど・・・。
そういう何も考えなくても出来る状態になるまでに四段階ありますよ〜というお話です。

学習の第一段階

無意識的無能と言われます。1mmも知らないし全く出来ない状態。何事も最初はみんなここからですね。
この段階はワクワクすることも多いですね！新しいことは私たちにとって刺激になります。

学習の第二段階

意識的無能と言われます。教えてもらったり勉強して、やり方は知っているけど上手く出来ない状態です。
やり方知ってるなら出来るんじゃないの・・・？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ものによります。勉強で参考書見ながらなら出来るよ〜っていう場合もあると思います(その場合はこの第二段階は飛ばされ、第三段階になります。）
この第二段階に当てはまるのは、例えばサッカーやったことがない人がリフティングをするときなど。実技系が多いかもしれないですね。本や動画でやり方を調べただけでは、すぐ出来るようにはならないです。そういう状態がこの第二段階です。

学習の第三段階

意識的有能と言われます。注意を払えば、意識すれば出来る状態です。
第二段階から第三段階へのステップアップがなかなかに大変なので、第三段階へ至ると達成感を感じてどんどん楽しさがわかってくる頃かもしれません。

学習の第四段階

無意識的有能と言われます。繰り返し練習し何も考えずに出来る状態です。いわゆる、身についた状態です。学習の目標到達地点ですね。
ただこれで終わり、、、というわけではありません。細かなところを意識して質を高めたり、同時進行し効率を上げたり、無意識に出来るようになったからこそ他に意識を向けることが出来ますね。

一番大変な学習段階

一番ストレスを抱える大変な段階は第二段階です。時間もかかるし、繰り返し練習しないといけない段階です。なかなか上手くいかないので、挫折をしやすい段階でもあります。
ただその苦労が大きいのもあって、第三段階へ移行できた時の達成感は大きいです。
また第二段階は、ある人は参考書見ながら出来る・ある人は参考書見ても出来ない、など個人差が現れやすく、第二段階を飛ばせた方にとっては理解も得られにくいかもしれません。「なんでそんなこともできないんだ」みたいな苦言は、この個人差が関係しているのかもしれないです。

終わりに

いつの間にかに出来ていた、その「いつの間にか」というのも紐解いてみると、四つの段階があり思い返してみると確かにそんな感じだなぁという印象です。

さて、全く関係ないのですが、
哺乳類の中で唯一、象だけがジャンプ出来ないらしい。
男性スタッフの越智でした。

＠余計な一言＠
すごい力で私だけ第四段階に飛ばしてくれないですかね。

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