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監獄実験

3.研修・セミナー 2023.3.3

昔、なかなかにエグイ実験が行われたようです。
こうやって人の心は壊れていくのか・・・と。

監獄実験

スタンフォード監獄実験

アメリカのスタンフォード大学、フィリップ・ジンバルドーによる実験です。

普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられことによって、その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。スタンフォード大学地下実験室を改造し、刑務所が作られ新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人が送り込まれた。

・実験期間は2週間
・21人の内11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けする
それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。

スタンフォード監獄実験の結果

時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになった。

これのエグさは、受刑者役は一日15ドルで雇われた学生が独房に入れられ、コイン投げで囚人役となったものは自分達が犯していない罪で逮捕され、本当の監獄にいると感じられるように仕向けられた。受刑者役は衣服を脱がされ、シラミ駆除剤を散布された。小さな独房に放り込まれ、トイレ以外はどこにも行けない。トイレには目隠しをした状態で行かなければならない。すべての囚人の右足には重い鎖が取り付けられた。
この極限状態の環境では、数日のうちに普通の真面目でまともな者たちが泣き崩れたり、仲間を虐待したりするようになったという。

つまり、コイン投げであくまで役であったとしても、その環境・肩書によって、行動人格がかわるということ。看守に決まった学生は何の理由もなく職務を超えて囚人役の学生を虐待したらしい。
これは社会にもあり得る環境だと思います。ここまで酷いことはない・・・とは思いますが、強い権力を与えられた人間(看守)と力を持たない人間(囚人)が、狭い空間で常に一緒にいると次第に理性の歯止めが利かなくなってしまう。
結局この実験は6日間で中止された。しかし看守役は「話が違う」と続行を希望したという。

人間の順応性はコワイ。

さて、全く関係ないのですが、
働き蟻の8割はさぼっているらしい。
男性スタッフの越智でした。

@余計な一言@
こうやって壊れる心がたくさんあるんだと思います。
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